BD-1やPacific18用 Fishbone OLD の交換方法

BD-1やPacific18のリアフレーム(スイングアーム)を固定する為に取付されている Fishbone OLD (フィッシュボーン オールド)が折れてしまった場合の交換を方法を解説します!!

 

目次

 

はじめに

折れてしまったフィッシュボーンの交換ですが、 新しい部品を注文する前に分解してしまって、元に戻す方法が分からなくなってしまっている方からの問い合わせがとても多いです。

BD-1のスイングアームを外から見るとボルト1本で固定しているだけですから交換も簡単そうにみえるんですよね。

四半世紀以上前のモノ作りを肌身で体感するには絶好のチャンスですから楽しんで行きましょう!

 

※2000年以降のモデルは Fishborn NEW と言う部品になります。ので下記のページをご覧下さい。

 

Fishbone OLD (フィッシュボーン オールド)の部品名

Fishbone OLD (フィッシュボーン オールド)付近の部品名

と言う部品構成になります

 

Fishbone OLD交換の準備

Fishbone OLDの表側(Birdyとロゴが入っている方)に座金、ナットを合わせ、 セロハンテープを一周巻いてフィッシュボーンと固定します。

Fishbone OLD 交換の準備

セロハンテープを巻き終えたらナットの穴の中心をめがけてキリや細いドライバーなどの尖った物を刺して穴をあけ、 ボルトをスムーズにネジ込めるか確認して下さい。

ナットの穴の中心をめがけて尖った物を刺して穴をあけます

 

折れた Fishbone OLDの取り外し

おそらく、画像のような感じでフィッシュボーンが折れてしまっているのかと思います。

折れたフィッシュボーン

 

折れたフィッシュボーンで手をケガしないように気を付けながら 薄口の10mmのスパナをスイングアームとフィッシュボーンの間に差し込んで、 フィッシュボーンとスイングアームの間にあるナットを押さえます。

薄口の10mmのスパナでナットを押さえます

 

スイングアームの中をのぞくと画像のような感じになります。

スイングアームの中を覗いた絵

 

10mmのスパナでナットを抑えたまま4mmの六角レンチで固定ボルトを緩めて外します

10mmのスパナでナットを抑えたまま4mmの六角レンチで固定ボルトを緩めて外します

 

これで折れたフィッシュボーンオールドをスイングアームから引き抜くことができると思います。

折れたフィッシュボーンオールドをスイングアームから引き抜くことができます

 

Fishbone OLDの取り付け

フィッシュボーンをスイングアームの中に差し込みます。

フィッシュボーンをスイングアームの中に差し込みます

 

スイングアームの穴とフィッシュボーンに貼り付けたナットの中心を合わせて固定ボルトを手でねじ込みます。

 

※固定ボルトは数回転ナットに噛んでいれば大丈夫です。

 

※この時、雑にガサガサやってしまうと、セロハンテープが取れて、初めからやり直しになってしまいますから 慎重に行って下さい。

スイングアームの穴とフィッシュボーンに貼り付けたナットの中心を合わせて固定ボルトを手でねじ込みます

 

フィッシュボーンを取り外した時のように10mmのスパナを スイングアームとフィッシュボーンの隙間に差し込んでナットを押さえます

10mmのスパナをスイングアームとフィッシュボーンの隙間に差し込んでナットを押さえます

 

10mmのスパナでナットを押さえながら4mmの六角レンチで固定ボルトを締め込みます。

4mmの六角レンチで固定ボルトを締め込みます

 

これで作業終了と言う気持ちになっているかと思いますが、 このままではフィッシュボーンが左右にガタガタしていて固定されません。

あと少し頑張れば良いのに、ココで心が折れてしまって固定できない状態のまま諦めてしまっている方が多いです。

画像の赤丸部分に隙間があってはならないんです。

このままではフィッシュボーンが左右にガタガタしていて固定されません

 

10mmのスパナをもう一度差し込んで、時計回りに締め込んで行き、 フィッシュボーンがスイングアームの内側にピッタリくっつくように調整して下さい。

10mmのスパナをもう一度差し込んで、時計回りに締め込んで行き、
フィッシュボーンがスイングアームの内側にピッタリくっつくように調整して下さい

 

これでFishborn OLDの交換作業は終了となります。