Birdy,BD-1用 Fishboneの交換と調整方法

リアフレームを固定する為のBirdy、BD-1用 Fishboneが折れてしまった場合の交換方法や調整の方法を解説します!!

 

目次

 

Fishbone(フィッシュボーン)付近の部品名

Fishbone(フィッシュボーン)付近の部品名

と言う部品構成になります

 

Fishbone(フィッシュボーン)の交換に必要な工具

Fishbone(フィッシュボーン)の交換に必要な工具

  • 3mm六角レンチ
  • ラジオペンチ (フィッシュボーンが折れている場合)
  • プラスチックハンマー

フィッシュボーンの調整を行う場合は誰かお手伝いの方を呼んだ方が良いと思います

 

Fishbone交換の注意点

Fishboneには座金がセロハンテープで固定されておりますが、もしこのテープを剥がしてしまった場合は 4cm程の長さに切ったセロハンテープを縦半分に切り、座金とフィッシュボーンをテープで固定して下さい

Fishbone交換の注意点

 

Fishboneの交換

スイングアーム裏側にある2本のボルトを3mm六角レンチで外し、フィッシュボーンを引き抜きます。

ボルトを外してフィッシュボーンを引き抜きぬく

 

フィッシュボーンがスイングアームの中で折れてしまっている場合はラジオペンチなどを使って引き抜きます。

折れている場合はラジオペンチで引き抜きぬく

 

新しいフィッシュボーンをスイングアームに差し込んで裏側にある2本のボルトを3mm六角レンチで固定します。

新しいフィッシュボーンを差し込んで固定する

 

Fishboneの調整

Birdyを暫く使用しているとサドルを持ちあげた時に、フィッシュボーンの付近がカクカクするようになってきます。

サドルを持ちあげたるとフィッシュボーンの付近がカクカクする

 

自転車を持ち上げる際にはフィッシュボーンがフィッシュボーンスペーサーナットに引っかかって前方に引っ張られますし、 フィッシュボーンが擦り減ってしまったり、エラストマーが劣化して縮んでいたりと、理由はさまざまですが、 エラストマーとフレームの間に少し隙間ができてしまいます。

エラストマーとフレームの間にすき間ができる

 

フィッシュボーンの座金よりもフィッシュボーンの穴の方が少し大きく作られていますから、 フィッシュボーンの位置を調整する事でガタツキを押さえられる場合があります。

フィッシュボーンの座金よりもフィッシュボーンの穴の方が少し大きい

 

まず、フィッシュボーンを固定ステイる2本のボルトを少し緩めて下さい

フィッシュボーンを固定ステイる2本のボルトを少し緩める

 

一人で行うのは難しいので、誰かに手伝って頂いた方が良いと思います。

お手伝いの方にBirdyへ跨って頂きます。 (Birdyに跨って頂くとエラストマーが少し縮みます)

Birdyに跨る

 

プラスチックやゴムのハンマーでフィッシュボーンを軽く叩いて頂くと、フィッシュボーンが後ろへ下がります

ハンマーでフィッシュボーンを叩く

 

そのまま2本のボルトを3mmの六角レンチで固定してください。

2本のボルトを3mmの六角レンチで固定する

 

追伸

後ろのサスペンション(エラストマー)は使っているうちにだんだんと柔らかくなってゆき、だんだんと縮んで行きます。 そして、どんどんゴム内部の油分が抜けてゆき、硬化して、最後は割れてしまいます。

フィッシュボーンをいくら調整してもガタツキが収まらない場合はエラストマーが縮んでいる可能性が高いですから、 エラストマーも交換された方が良いと思います。

エラストマーに艶が無く、カサカサになっていたらとっくに交換時期は過ぎていると考えて下さい。

エラストマーの硬化

 

走行中にエラストマーが割れてしまうと、スイングアームの上側がメインフレームにぶつかってしまい、 その衝撃でメインフレームとスイングアームを繋いでいる極太のシャフトが曲がってしまいます。

このシャフトが少しでも曲がってしまうと、シャフトを抜いて交換する事ができないばかりか、 折りたためない自転車になってしまいますので、エラストマーはマメに交換して下さい。

極太のシャフトが曲がってしまいます