自転車のサドル交換と注意点

自転車のサドル交換やサドルの位置、サドルの角度調整をする際の注意点などを解説します。

 

目次

 

はじめに

「自転車が倒れた時にサドルが破れてしまった為にサドルを交換したい。」とか、 「乗り心地が悪いから、フワフワのサドルに交換したい。」とか、 「サドルの前後の傾きが気になる」とか、理由は色々ありますよね。

特殊な工具が必要な訳ではありませんし、 サドルを固定しているシートピラー(シートポスト)のボルトを緩めるだけで サドルの位置調整、サドルの角度調整、サドルの交換は簡単にできます。

簡単に出来そうだから、殆どの方がわざわざ交換方法や調整方法を調べません。

簡単そうだから故に間違った取り付け方をしている方がとっても多いです。

サドルの取付不備で大怪我する事は殆どありませんが、 せっかくだからキチンと取り付けしてあげましょう!!

破れたサドル

 

サドルの寸法や規格

サドルのレールの太さですが、一般的な物は殆ど7mmです。

これはスポーツ自転車用のサドルでも、ママチャリ用のサドルでも同じです。

サドルのレールの太さですが一般的な物は殆ど7mmです

 

また、サドルのレールの左右の距離は43mm~44mmで、これもスポーツ自転車用でもママチャリ用でも同じですから スポーツ自転車にママチャリのサドルを付ける事もできますし、ママチャリにスポーツ自転車用のサドルを付ける事もできます。

サドルのレールの左右の距離は43mm~44mmです

 

ただし、カーボンレールを採用しているサドルは7mm径の物と、9mm径の物がありますから注意が必要です。

当然カーボンレールのサドルは、カーボンレール用のクランプが必要であったりもしますから、 シートピラーも一緒に交換したり、シートピラーの固定金具をカーボン用に交換する必要も出てきますので、 それはサドルメーカーの説明書にしたがって下さい。

カーボンレールを採用しているサドルは7mm径の物と9mm径の物がありますから注意が必要です

 

シートポスト(シートピラー)の種類

■ シートポスト(シートピラー)の前後2本のボルトで上下から挟み込むように固定するタイプ。

このタイプのシートポストは、前後の傾きを細かく調整できる所が大きなメリットです。

前後2本のボルトで上下から挟み込むように固定するシートポスト

 

■ シートポスト(シートピラー)の側面からクランプでレールを挟み込むタイプ。

このタイプのシートポストは、シートポストを180度回転させた状態でサドルを固定できますから、 サドルを前後に大きく移動させる事ができます。

折りたたみ自転車のBirdyやREACHでお馴染みのシートポストですね。

また、サドルの傾きを細かく調整できる事と、軽量な所が大きなメリットですが、 体重の重たい方の乗車。 段差を乗り越えた衝撃。 側面の固定ボルトの緩み。などで、 サドルの前後の傾きが変わってしま場合があるのがデメリットです。

側面からクランプでレールを挟み込むシートピラー

 

■ シートポスト(シートピラー)の下側からボルト1本を使用し、上下のクランプで挟み込むタイプ。

このタイプのシートポストは構造が単純で、部品点数も少ないため、 一番低価格ですから、一番よく見るタイプではないかと思います。

シートポストと下側クランプにギザギザの山があり、若干緩んでもサドルの角度が変わってしまう事がありません。

ただし、ギザギザの山が噛み合う角度でしかサドル前後の傾きを調整できませんから、 シートチューブ(シートポストが刺さる部分のフレーム)の角度によっては、 気持ち良い角度にサドルを調節できない事があります。

下側からボルト1本を使用し、上下のクランプで挟み込むシートピラー

 

また、ボルトを緩めてサドルの交換や、サドルの位置、角度調整も行った時には 下側クランプとシートポスト(シートピラー)の嵌めあい部分の山をキチンと合わせて固定しないと、 ギザギザの山が潰れて駄目になってしまいますから注意が必要です。

嵌めあい部分の山をキチンと合わせて固定する事

 

サドル固定の注意点

とにかく、これが出来ていない方が多いです。

サドルレールの折れ曲がっている部分から必ず10mmは隙間をあけて取り付けて下さい。

前後の位置を移動できるのは画像右側の黄色い部分の中だけです。

サドルレールの折れ曲がっている部分から必ず10mmは隙間をあけて取り付けて下さい

 

サドルレールの折れ曲がっている後ろの部分ギリギリに取り付けてしまうと、サドルレールが図のように折れてしまいます

サドルレールの後ろ側が折れる

 

とくにこのようなセッティングをしている方が多いですが、 サドルレールの折れ曲がっている前の部分ギリギリに取り付けてしまうと、サドルレールが図のように折れてしまいます。

サドルレールの前側が折れる