Pacific KOLiBRI(コリブリ)の内装3段変速ギヤ調整

Pacific KOLiBRI(コリブリ)の内装3段変速ギヤを調整する方法を説明させて頂きます。

 

目次

 

はじめに

パシフィック コリブリにはシマノ ネクサスの内装3段変速ギヤが装着されています。

使用するうちにシフトケーブルの伸びが出たり、タイヤやチューブの交換などで車輪を外した場合、内装3段変速の再調整が必要になります。

一般的なスポーツ車に使用される外装変速に比べるとその頻度はとてつもなく少ないのですが、 ペダルを漕いだ時にカクン,,,カクン、、、。となったり、ギヤが全く噛み合っていないような症状がでた場合は内装3段変速の調整をして下さい。

 

部品の名称

まずは、部品の名前を覚えて下さい

ハンドルに装着されている物がシフトレバーで、ギヤが何段に入っているかを示すインジケーターが付きます。

後ろ車輪の右側に装着されている物をベルクランクと呼びます。ここにワイヤーの引きを調整する為のアジャスターと、それを固定する為のロックナットが付きます。

内装3段ギヤはシフトレバーを操作するとベルクランクが内部のロッドを押し引きし、それによってハブ内部のギヤの組み合わせが変わる仕掛けになっています。

コリブリの内装3段変速部品の名前

 

Pacific KOLiBRI(コリブリ)の内装3段変速ギヤ調整

ハンドルバーに取付されているシフトレバーを操作します。

シフトレバーのインジケーターが2を指すようにすると、ギヤが2段に入っている状態になります。 この時、後輪ハブ右側に取り付けされているベルクランクののぞき穴から見える黄色い線が、二本の白線の間に納まっていないと、 ペダルを漕いだ時にカクン,,,カクン、、、。となったり、ギヤが全く噛み合っていないような症状が起きます。

ベルクランクとシフトレバーのインジケーター

 

まずは10mmのスパナを用意してください。

10mmのスパナを用意して下さい

 

10mmのスパナでアジャスターとベルクランクの間にあるロックナットを緩めます。

10mmでロックナットを緩めます

 

ベルクランクの、のぞき窓から見える黄色い線が二本の白線よりも内側にある場合はアジャスターを締める方向へ回し、 黄色い線が二本の白線の間に収まるようにセットします

アジャスターを調整します

 

ベルクランクの、のぞき窓から見える黄色い線が二本の白線よりも外側にある場合はアジャスターを緩める方向へ回し、 黄色い線が二本の白線の間に収まるようにセットします

アジャスターを調整します

 

最後に、走行中の振動などでアジャスターが緩んでしまわないように10mmのスパナでロックナットを締め付ければ作業終了です。

ロックナットを締め付ければ作業終了です