Pacific CarryMeのブッシュとアクスルシャフトの交換方法

Pacificキャリーミーのショートステー、ロングステー、ヘッドチューブクランプなどを連結しているアクスルシャフトとブッシュの交換方法を説明させて頂きます

 

目次

 

はじめに

CarryMeのブッシュは赤丸部分の4か所(左右合計8個)に入っています

アクスルシャフトの寸法は下記の通りです

CarryMeのブッシュは赤丸部分の4か所(左右合計8個)に入っています

 

CarryMeのブッシュが擦り減ると連結部分にガタツキが生じてしまい、 フレームがグラグラし、安定感した走行ができなくなってしまいます。

また、ブッシュが擦り減ったり割れてしまっている状態のまま使い続けると シートチューブ、ショートステー、ロングステーに横方向の負荷がかかり、 破断してしまう事がありますから定期的な交換が必要です。

ブッシュが擦り減ったり割れてしまっている状態のまま使い続けると
シートチューブ、ショートステー、ロングステーに横方向の負荷がかかり、
破断してしまう事がありますから定期的な交換が必要です

 

 

部品の名称

今回はロングステーとヘッドチューブクランプの接続部分を例に作業工程を説明させて頂きますが、その部分の部品の名称は画像の通りです

ロングステーとヘッドチューブクランプ接続部分の部品名

 

 

CarryMeのブッシュとアクスルシャフトの交換で使用する工具

いずれもホームセンターなどで調達できる材料と工具で説明させて頂きます

CarryMeのブッシュとアクスルシャフトの交換で使用する工具

  • M6 長さ 70mm以上のボルト
  • M8 長さ 90mm以上のボルト
  • M8 ナット
  • M8 ワッシャー *2個
  • 5mm 六角レンチ *2個
  • M9 1.25 タップ
  • ハンマー

 

CarryMeのブッシュとアクスルシャフトの交換手順

作業前の状態です。

作業前の状態です

 

5mmの六角レンチを使用してロングステーとヘッドチューブクランプを連結しているボルトを外します。

ボルトには緩み止めが塗られており、アクスルシャフトと一緒に回ってしまうと思いますので、 ボルトは片側だけ外れれば大丈夫です

5mmの六角レンチを使用してボルトを緩めて外します

 

M6 長さ 70mm以上 のボルトをアクスルシャフトに数回転ねじ込みます

M6 長さ 70mm以上 のボルトをアクスルシャフトに数回転ねじ込みます

 

M6 長さ 70mm以上 のボルトをハンマーで叩けば、反対側のボルトが付いた状態のアクスルシャフトが抜けます

M6 長さ 70mm以上 のボルトをハンマーで叩けば、反対側のボルトが付いた状態のアクスルシャフトが抜けます

 

ロングステーとヘッドチューブクランプを分離します

ロングステーとヘッドチューブクランプを分離します

 

 

ヘッドチューブクランプへ圧入されているブッシュにM9 1.25のタップをねじ込んで引き抜きます。

ヘッドチューブクランプに圧入されているブッシュにM9 1.25のタップをねじ込んで引き抜きます

 

ブッシュが引き抜けない場合は反対側からM8のボルトを差し込んで叩き抜きます。

ブッシュが引き抜けない場合は反対側からM8のボルトを差し込んで叩き抜きます

 

ヘッドチューブクランプにブッシュを手で差し込みます。

ヘッドチューブクランプにブッシュを手で差し込みます

 

ブッシュを曲がって入れないように慎重に作業を行って下さい。

ブッシュを曲がって入れないように慎重に作業を行って下さい

 

M8のボルト、ワッシャー、ナットを組み付けて締め込んで行けばブッシュの圧入は完了です。

M8のボルト、ワッシャー、ナットを組み付けて締め込んで行けばブッシュの圧入は完了です

 

ロングステーとヘッドチューブクランプを嵌め合わせます。

ロングステーとヘッドチューブクランプを嵌め合わせます

 

アクスルシャフトを差し込んで左右のボルトをねじ込みます。

アクスルシャフトを差し込んで左右のボルトをねじ込みます

 

このような感じになります。

このような感じになります

 

5mmの六角レンチで左右のボルトを締め付ければ作業終了です。

5mmの六角レンチで左右のボルトを締め付ければ作業終了です。