BROMPTONの組み立て時にチェーンが外れている場合の対処方法と対策

輪行先でBROMPTON (ブロンプトン) のチェーンが外れて元に戻す事ができないと、せっかくのサイクリングが台無しになってしまいます。 簡単にチェーンをもとの状態にも戻す方法と、なぜチェーンが外れてしまうのか?原因の解明と対策を解説します

 

目次

 

外れたチェーンの戻し方

まず、輪行バッグからBROMPTON(ブロンプトン)を取り出し、チェーンが外れている事を確認した時には、まずサドルを持ち上げ、ハンドルを元に戻し、メインフレームを展開して下さい。

画像のようにチェーンが外れて、だら~んと垂れ下がっている状態になっていると思います。

外れたチェーンの戻し方1

 

※絶対に焦って自転車屋に持ち込まないようにして下さい。タイヤ交換も同じですが、ブロンプトンを取扱った事の無いお店や、 とくに量販店などに持ち込んでしまうと、素人でも10秒で終わる作業が、色々分解されたあげく、もとの状態にも戻らないと言う事があります。

 

次に、フロントチェーンリングへチェーンを載せます。

※外装2段変速が付いている2段変速と6段変速のブロンプトンであれば、完全に組み立てた状態でも少し頑張ればチェーンを嵌める事ができますが、この状態が一番無理なくチェーンを嵌められます。

外れたチェーンの戻し方2

 

弛んでいるチェーンを摘まんで、矢印の方向へ引っ張ります。

外れたチェーンの戻し方3

 

最後にチェーンテンショナーを矢印の方向へ持ち上げて、チェーンを引っ掛けてあげれば完成です。

外れたチェーンの戻し方4

 

あとは、いつものように後ろの車輪を展開すれば乗り出す事ができます。

 

チェーンが外れてしまう原因

それでは、なぜチェーンが外れてしまうかを考えてみましょう。

焦っちゃったか、忘れちゃった

自転車を納車する時、折りたたみむ時には必ず前輪に右側のペダルをべったり付けるように教わりましたよね。忘れちゃいましたか?

または、折りたたんでいる時に「凄い自転車だねぇ~」とか話しかけられたり、じーっと見られていて焦っちゃったんじゃないですか?

とにかく、右側のペダルはシッカリ前輪にくっつけて下さい。

チェーンが外れてしまう原因1

 

左右に着脱式ペダルを付けてみた

「何もしてないのに、チェーンが頻繁に外れるようになったんですけど~」と、苦情を言いに来る方に一番多いのが、このパターンです。

確かにチェーンと接触している部品では無いですけど、自分でペダル買ってきてくっ付けましたよね? それは何もしていないって事では….。

こんなやり取りをもう何百回しただろう? メーカーや輸入元にはもっともっと来ている筈だから、「純正以外の部品付けたら保証しないよ」って事になっちゃうんですよね。

作っている人も「右と左のペダルが違う違和感がイケてるんだぜ!!」とは思っていないと思うんですよね。少しづつマイナーチェンジして、具合の悪い部分は変更されてきているのに、ペダルの仕組みはずっと変わらないと言うのは、きっと色々考えた上での事だと思うんです。

下手にパーツを交換して具合を悪くしちゃうよりも、「なんで左右のペダルが違うんだろ?」「なんでアルミフレームにしないんだろ?」「なんで左クランクの裏に突起が付いてんだろ?」「なんで内装5段にしないんだろ?」とか、考える方が、ブロンプトンのこだわりや魅力がもっとわかって楽しいと思いますよ。

話しが脱線してしまいました。スミマセン。m(__)m

チェーンが外れてしまう原因2

 

色々な条件が重なる必要があるのですが、ブロンプトンが畳まれている状態で、クランクが大きく動いてしまうとチェーンが外れてしまいます。外れの原因となりますから、着脱式のペダルを付けた場合は右ペダルは外さないようにし、ノーマルのペダルの場合は、前輪にベッタリくっ付けて折りたたんで下さい。