Birdy G3 モノコックフレームのリアヒンジグリスアップ
ライズアンドミューラー Birdy G3 モノコックフレームのリアヒンジをグリスアップする方法を解説させて頂きます
目次
はじめに
BirdyのG3モノコックフレームをひっくり返してみると、 メインフレームとスイングアームを繋いでいる部分にネジのような部品が付いています。
このネジのようなボタンのような物は押しても引いても全く動かないし、 何かを引っ掛ける場所のようにも見えるのですが、 そこに引っかけられそうな部品が売ってるわけでもないので 何のためのネジだか分からない方が多いと思います。
このネジはグリスニップルと言う部品で、 グリスを注入する為だけにわざわざ分解するが大変!と言う部分に使用されます。
農機具や自動車、オートバイなどでは使用される事がありますから、 それらの整備を行った事がある方なら見覚えがある部品ですが、 自転車ではなかなか見ない仕組みですね。
※昔、自転車でもハブの中央にグリスニップルが付いている物を 見た事がある気がしなくもないのですが...
BD-1、Peugeot Pacific18、Bianchi Fretta の頃や、Birdy Classic は オーバーホールの時にクランクを取り外し、 専用工具で Rear Hinge Bearing Set のシャフトを抜いて、 メインフレームとスイングアームを分解してからグリスを注入する必要がありましたから、 BirdyモノコックのG3フレームはメンテナンス性と言う部分でも進化している訳ですね。
リアヒンジグリスアップの方法
まず、グリスをいれたグリスガンを用意します。
筒の中にグリスを入れてハンドルレバーをキコキコ握るとグリスがノズルの先から出てくる道具です
グリスガンのノズルを「カチッ」と言う感触があるまでグリスニップルに押し付けて、グリスガンとグリスニップルを連結します
グリスガンのレバーをキコキコ握って行き、メインフレームとスイングアームの隙間からグリスがあふれ出してくればOKです。
グリスガンを引っ張ってグリスニップルとの連結を外します。
最後にあふれ出たグリスを拭きとれば作業終了です。