BirdyやBD-1のフロントフォークリンクボルトとブッシュ交換
Birdy、BD-1、Bianchi Fretta、Peugeot Pacific18のフロントフォークリンクボルトとブッシュの交換方法を解説します!!
目次
はじめに
BirdyやBD-1のフロントフォークの前側と後側を繋いでいる部分に取り付けられている部品がフォークリンクボルトとブッシュになります。
ブッシュはどちらも同じですが、Birdyのモノコックシリーズには黒色のアルミ製ボルト、ナットが装着され、 Birdy Classicや過去に発売されていた BD-1、Bianchi Fretta、Peugeot Pacific18などは銀色の鉄製ボルトとナットが装着されます。
画像上から
このブッシュが擦り減ってくると、フロントフォークの前側と後ろ側の繋ぎ目でガタツキが発生し、振動が多くなったり、ハンドリングが不安定になります。
Birdy や BD-1 の前輪を折りたたむ時には この部分が支点になりますから、折りたたむ時にしか使っていないような気がしますが、 乗車中ずっとこのリンクボルトが「キコキコ」動かされていますから擦り減って当然ですね。
画像は解り易くする為に大げさに書いていますが、「振動が気になる」、「ガタガタする」、「フラフラする」。こんな気がする場合はフォークリンクボルトを交換してみると良いかも知れません。
フォークリンクボルトとブッシュの交換に必要な工具
ホームセンターで入手できますから、下記の道具を用意しましょう!!
- M14 長さ60mmのボルト *1
- M14 ナット *1
- M14 ワッシャー *2
- M15 1.25のタップ
- 8mm 六角レンチ
- ハンマー
フォークリンクボルトとナットの取り外し
まず、フォークリンクボルトを取り外すのですが、構造は外側がボルトで内側がナットになっています。
8mmの六角レンチを使用してフロントフォークの外側にあるボルトを緩めて外します。
内側のナットの爪とフロントフォークの切り欠きが食い込んで、ナットが簡単に外れない場合に備えます
取り外したボルトを差し込んで2回転ほどねじ込み、リンクボルトをハンマーで軽く外側から叩きます
これで、ナットがフロントフォークに食い込んでしまっていても切り離されますから、リンクボルトを緩めて外せば、手で引っこ抜けると思います
左右のリンクボルトとナットを外せば、フロントフォークの前側と後側が分割されます
ブッシュの取り外し
次はブッシュの取り外しです。まずは外側のブッシュを外します。M15 1.25のタップをフォークの外側からねじ込み、ブッシュを引き抜きます
もし、外側のブッシュが簡単に引き抜けない場合はフォークの内側から8mmの六角レンチを差し込んで、ハンマーで軽く叩いて下さい
次に内側のブッシュを外します。フォーク外側からM15 1.25のタップをねじ込んでハンマーで軽く叩きます。
これでBirdyのフォークリンクボルト、ナット、ブッシュが全て取り外せたと思います
ブッシュの取り付け
新しいブッシュをフロントフォークに軽く押し込みます。
ブッシュが斜めに入っていると、割れたり変形したりしてしまいますから、出来るだけ真っすぐにします
あらかじめ用意しておいたM14、 長さ60mmのボルトとワッシャー、ナットを取り付けます。
ボルトとナットをブッシュとフロントフォークの隙間が無くなるまで締め込んで行きます。
ボルトとナットを外せばブッシュの取り付けは完了です。
フォークリンクボルトとナットの取り付け
フロントフォーク前側に新しいブッシュを組み込んだフロントフォーク後側を差し込みます。
フロントフォークの内側からナット、外側からボルトを差し込みます
フロントフォーク内側のナットの爪とフロントフォークの切り欠きの位置が合っている事を確認して下さい
8mmの六角レンチを使用してフロントフォーク外側のボルトを締め込んで行きます
この部分にトルクの指定はありませんから、何度か前輪を折りたたむ動作を行って頂き、硬すぎず、柔らかすぎない良い加減になるように締めつけて下さい
これでフォークリンクボルトとブッシュの交換は終了です